「お金が足りない」の正体──多くの人が気づいていない本当の問題

「老後が不安です」「お金が足りません」
こうした声をよく聞きます。

多くの人が「収入が少ないから」と口にします。

しかし実は、多くの場合「収入が少ない」ことだけが問題なのではありません。

本当の原因は、お金の流れを知らないまま年を重ねてしまうことにあります。

若い頃は、給料が入れば使い、足りなければ我慢する。

それで生活は回っていました。

しかし年齢を重ね、収入が伸びなくなり、やがて年金生活に入ると、同じやり方では立ち行かなくなります。

お金の不安は、ある日突然やってくるものではありません。
**何も考えずに過ごした「積み重ねの結果」**として、静かに、ゆっくりと近づいてくるのです。


「貯金ができない人」に共通する3つの思い込み

① 余裕ができたら貯めよう

多くの人が「余裕ができたら貯金しよう」と考えます。

しかし現実には、いつになっても余裕の時期なんて現れません。

もちろん、昇給などで収入が増えていくこともあるでしょう。

しかし、収入が増えたとしても、その分だけ支出を増やしてしまうので、やはり余裕は生まれないのです。

貯金の根本的な考え方を変えましょう。

つまり、貯金は余ったらするものではなく、お金が入ってきたら、そこからすぐに取り出して、別の口座などに貯金をするのです。

② なんとかなるだろう

お金に対して楽観的な考えの人がいます。

「国が何とかしてくれる」「子どもが助けてくれる」
こうした期待は、時代とともに成立しなくなっています。

年金制度はあるものの、生活を完全に支えるほど十分とは言えません。

「なんとかなる」は、きちんと準備をしている人だけに許される言葉です。

③ お金の話は難しい

確かに、投資やお金の制度などの話は難しく感じます。

しかし、必要なのは専門的な知識ではありません。
必要なのは、

  • 自分の収入はいくらか
  • 毎月何に使っているか
  • 何歳まで働き、いつから年金か

この3点を把握することだけです。

このようなポイントを押さえた事柄を知っておけば、将来自分がいくらの収入があって、いくらくらい使うことができるのかがわかります。

そうすれば将来の生活設計がしやすいですよね。


老後に困らない人が必ずやっていること

老後に比較的安定している人には、共通点があります。

● 生活費を「把握」している

家計簿を細かくつける必要はありません。

「家賃」「食費」「光熱費」「その他」程度でも十分です。
重要なのは、自分はいくらあれば生活できるのかを知ることです。

● 年金額を確認している

「ねんきん定期便」や「ねんきんネット」を確認せずに老後を迎えるのは、地図を持たずに旅に出るようなものです。

年金は「少ないか多いか」ではなく、**「生活費と比べて足りるか」**が重要です。

年金のことがわかっていれば、年金だけで不足する場合は、どうやって補うのかを早いうちから検討することができます。

● 無理のない備えをしている

大きな投資をしている人が安心とは限りません。
むしろ、

  • 少額でも積立を続ける
  • 無理のない範囲で続ける
  • 途中でやめない

こうした人ほど、将来の不安が小さくなります。

時間を味方につけた積み立て投資をする人としない人の数十年後の差は、かなり大きなものになります。


お金の不安は「数字」にすると小さくなる

漠然とした不安は、人を最も苦しめます。
しかし、不安を数字にすると、対策が見えてきます。

たとえば、

  • 年金:月13万円
  • 生活費:月15万円
    → 不足は月2万円

この場合、「老後に2000万円必要」と考える必要はありません。
月2万円なら、年間24万円。20年で480万円です。

数字にすると、「どうにもならない不安」が「対処できる課題」に変わります。

ただし、将来は物価が上がっていくので、上記よりもお金が必要になる可能性は高いと思います。


今日からできる、たった一つの行動

この記事を読み終えたら、ぜひ次のことをしてください。

「今の生活費」と「将来の収入(年金など)」を紙に書き出す。

それだけで構いません。
完璧でなくていいのです。ざっくりで十分です。

お金の不安は、知らないことから生まれます。
知ることで、不安は小さくなり、これからなにをすればよいかがわかります。

老後に後悔しない人は、特別な才能があるわけではありません。
他の人よりも少しだけ早く、自分のお金と向き合った人なのです。

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