給料日が近づくとそればかり気になる。
通帳残高を見るたびに気分が沈む。
将来の話になると、考えないようにしてしまう。
もし、こうした感覚に覚えがあるなら、お金に振り回されている状態にいるのです。
そして、この状態は、収入の多さや才能とはほとんど関係がありません。
実際、収入が高くても不安を抱え続ける人は多く、反対に、決して裕福ではなくても穏やかに暮らしている人もいます。
違いはただ一つ。
お金との付き合い方です。
たったそれだけの違いなのです。
お金に振り回される人生は、静かに始まる
お金に振り回される人生は、借金や浪費から突然始まるわけではありません。
むしろ、多くの場合は「普通の生活」の延長線上で、静かに始まります。
・収入の範囲で生活している
・大きな無駄遣いはしていない
・真面目に働いている
それでもなぜか、心に余裕がない。
理由は簡単です。
自分自身がお金の主導権を握っていないからです。
給料はいくら入るのか、
毎月いくら出ていくのか、
将来いくら必要なのか。
これらを曖昧なままにしていると、お金は常に「不安の種」になります。
「お金の不安」の正体は、ほとんどが想像の産物である
多くの人は、「老後が不安」「将来が怖い」と言います。
しかし、では具体的に何がいくら足りないのかと聞くと、答えられないことがほとんどです。
不安の正体は、現実ではなく想像の産物です。
想像は、必ずと言っていいほど、悪い方向へ膨らんでいくものです。
だから、お金の不安は放っておくほど、悪い方向へ大きくなるのです。
一方で、数字として把握した瞬間、不安は驚くほど小さくなります。
・月の生活費はいくらなのか
・年金はいくらなのか
・生活するのに不足はいくらなのか
たったこれだけで、「どうにもならない不安」は「解決可能な課題」に変わります。
お金に振り回されない人は「完璧」を目指さない
お金に振り回されない人は、家計管理が完璧だと思われがちです。
しかし、実際はその逆です。
・細かい家計簿はつけない
・毎月同じでなくても気にしない
・失敗することを前提にしている
なぜなら、お金は感情と結びついているものだと知っているからです。
人は疲れていればお金を使いますし、落ち込めば買い物で気を紛らわせます。
それを「ダメだ」と責めるほど、反動は大きくなり、ストレスを抱え、お金を使ってしまうという方向へ向かうのです。
失敗しても良いのです。
大切なのは、「失敗しても戻れる仕組み」を作ることです。
お金の主導権を取り戻す3つの考え方
① 生活費を基準に考える
多くの人は、「収入」を基準に生活を考えます。
しかし、お金に振り回されない人は逆です。
「自分はいくらあれば生活できるか」
この金額を知るだけで、人生の選択肢は一気に増えます。
② 貯金は意志ではなく仕組み
「お金を貯めよう」と思うほど、貯まりません。
人の意志というのは、弱いからです。
入って来たお金をあれこれと使う前に先に分けて、手をつけない口座に入金する。
これだけで、お金は勝手に残るようになります。
③ 将来を「ぼんやり」したものにさせない
老後の生活費、子供が大きくなった時の教育費、医療費などをはっきりと数字にすることが必要です。
どのくらいの出費になるのかを意識せずに、何となく暮らしている人はとても多いです。
怖いから考えないのではなく、怖いからこそ数字にするという気持ちが大切です。
数字にした瞬間、どうすればよいかという対策が見えてきます。
具体例:お金に振り回されなくなった人の変化
ある50代の男性は、ずっとお金の不安を抱えていました。
収入は平均的、貯金もそこそこ。しかし、将来を考えると眠れなくなることもあったそうです。
彼がやったことは、たったこれだけでした。
・生活費を洗い出した
・年金見込み額を確認した
・不足分を紙に書いた
すると、不足は月2万円程度だと分かりました。
「これなら、何とかできる」
その瞬間、不安は消えました。
問題がなくなったのではなく、不安の正体が分かったのです。
お金に振り回されない人生とは「自由が増える人生」
お金に振り回される人生と比べてお金に振り回されない人生は次のような自由があります。
・選択を急がなくていい
・人に依存しなくていい
・我慢をして生きなくていい
この自由は、大金がなくても手に入ります。
しっかりと、生活をしていけるお金があれば、この自由が手に入るのです。
教訓:お金は人生を生きるための道具であって、支配者ではない
お金は、生きるために必要です。
しかし、人生を決めるものではありません。
お金に振り回される人は、
「お金が人生を支配している」状態です。
お金に振り回されない人は、
「お金を人生を生きるための道具として使っている」状態です。
違いは、しっかりとお金と向き合ったかどうか、それだけです。
今日からできる、最初の一歩
たった一つだけの行動でよいのです。
それは、
「自分はいくらあれば1か月暮らせるか」を書き出す。
これができた瞬間、あなたはもうお金に振り回されることなく生きていけるのです。
お金に対して、主導権を取り戻し始めているのです。
今日から、少しだけ立ち止まり、自分のお金の現実をしっかりと見てみてください。
それが、お金に振り回されない人生の始まりです。
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